仕事の悩みについて
2023/02/21
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今日は、「仕事の悩みについて」についてです。
仕事をしていての悩みランキング等で検索すると、「仕事内容」「将来への不安」「給料が安い」「待遇」「雇用の安定性」等が主な悩みの原因のようです。
これらのことについて個人的な意見にはなりますが、考えてみたいと思います。
悩みというのは、いくつかに分類する事が出来ると思うのですが、まず上記している「仕事内容」「給料が安い」「雇用の安定性」等は、会社の方針と会社の雇用に対する不満のように思います。その場合の解決策は何かと考えると、自分に与えられた仕事が納得のいくもので、給料が高くて、長期雇用(正社員契約)であればいいと思いますが、これをどのように調整するかでしょう。
これは、個人的な意見ですが、①多くの人が〇〇がありました(事実)。②だから〇〇しました(結果)。という事を仕事上のコミュニケーションで報告連絡するとおもいますが、そのあとに、③だから〇〇だと感じました。そして、④〇〇したいと思います。のように、③と④の部分が欠けてしまいます。なにか、察してくださいという文化があるようですが、実は③と④の部分を上司は求めているのではないでしょうか?。つまり、その③と④の部分が相手に気持ちと希望を伝える部分だと思います。
「〇〇だと思うから、〇〇してほしい」この部分を率直に言うのは難しいと思いますが、風通しの良い職場環境であれば、その希望が通るか通らないかはさておき、自分の気持ちを率直に伝える事が出来ると思います。これは、「人間関係の悩み」にも通ずるものがあると思うので、私も大切にしています。
また、人の事はよく見えるものですが、自分の事は見えないものだと思います。相手は、自分の鏡という言葉があると思いますが、自分の態度を見つめなおす事で相手が変わったりするので、そういったことも試してみる価値があると思います。
そして、「やりたいことがわからない」「仕事のやりがい」ですが、これは人によって違うと思います。目的の為に働くのか、働くこと自体が目的なのか、目的の為に仕事を利用しているのか?仕事をしている時間は人生のうち20%~30%だといわれているようですが、一方で仕事をしていて学ぶ事も多く、仕事によって人生が変わってしまうような事はよくあることだと思います。今一度、何が目的なのかを見定めてみてはどうかと思います。
そして、「人間関係の悩み」ですが、上記したように、自分を知るという事がキーポイントになると思います。相手に求めても、相手が努力して初めて変わるわけで、自分が努力して変わる事は、今すぐ出来る事だと思うからです。自分を知るという事は、「自己覚知」といいますが、または、「自己認識」といったりしますが、これを意識し続けるのは、大変に難しい事だと思います。しかし、ここをきちんと押さえる事で、コミュニケーションをする事が楽しくなります。また、誠実に真摯に相手に向き合う事は、一言一言を発する瞬間に真剣になる事が出来ると思います。時間がかかるかもしれませんが、自分を知るという事が、実は相手を変える引き金になるという事を改めて再認識する事が大事だと思います。
最後に、私の場合は、今の仕事からたくさん学ぶ事が出来ていますし、仕事をする為に学びたいという意欲も湧いてきます。社会福祉は、範囲が広く人生そのものに寄り添っていくという側面があるのでやりがいに満ち溢れていると思っています。とはいっても、毎日悩みの連続ですし、悩みの尽きる事はありません。それは、皆さん同じだと思います。ですが、仕事をするという事と、その悩みに向き合う事で毎日一個ずつ何かを得ていると感じています。
障害者福祉の現場をもっとよくしていきたい、そのようにお考えの方や、どんな仕事なのかわからないけど、一歩踏み込んでみたいという方、わからないけど人の役に立ちたいと思う方、是非福祉の仕事を真剣にやってみませんか?