障害者グループホームってどんなところなんだろう?
2023/01/30
ブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
今日は、障害者のグループホームってどんなところなんだろう?から、少しだけ深掘ってみようと思います。
さっそくではありますが、障害者のグループホームについてです。
グループホームは、障害者総合支援法の「共同生活援助」事業になります。各ユニット(建物)の利用定員数や、設備等の基準が法律により決まっています。町の中に点在しており、地域生活をされる際の居場所で、夜間に職員がいる場所やいない場所があります。グループホームを利用する場合は、市区町村の障害福祉課の窓口に相談することで、相談支援事業所がサービス等利用計画を作成してくださり、必要なサービスの一つとしてグループホーム利用が入り、利用に至ります。グループホームも運営する法人により特色が異なり、基本的なサービスの他にレクリエーション等の行事や、門限があったりなかったりと法人理念により異なる場合があります。各法人には、倫理綱領があり、社会福祉の基本倫理が上位理論になるので、それに沿って援助や支援を行います。社会福祉法の地域福祉計画の法律により、地域での生活の促進もあり、近年グループホームは増えていますが、さまざまなニーズがあり、グループホームの設備や特色等も増えています。少数の入居者のグループホームや定員数の多いグループホーム、重度障害の方向けであったり、中継度障害の方向けであったりで、支援内容やサービス内容も異なります。
利用するにあたっては、問い合わせ→見学→体験→入居に至りますが、支援内容やサービス内容によりその内容が利用する自分に合っているか、気に入ったか、生活以外の仕事等の活動場所との兼ね合いも考慮して、相談して決定されるという流れです。上記したようにグループホームは増えていますが、基本的には生活の拠点なので、空室が出るタイミングが計れないという現実もあります。
そして入居されている利用者様についてですが、上記したように、受け入れる方の障害も様々なので、同じ共同生活援助でも、全員が違います。電車を乗り継いで企業に勤める方、通院先のデイサービスに通う方、福祉作業所に通う方、基本的にホームで1日を過ごされる方、100%全員個性も違い、同じ人は絶対にいらっしゃいません。ご自分で買い物をされるかた、お金を自己管理されるかた、買い物には付き添いが必要なかた、お金の管理のお手伝いをグループホーム以外の支援者に依頼される方、ご家族が近場にいらっしゃる方、遠方にいらっしゃる方、お風呂が大好きな方と大嫌いな方、皆それぞれの人生を歩まれております。
グループホームは、色々な障害をたまたまお持ちの一人の人が、1日1日を一生懸命過ごされている場所です。